登美ヶ丘医院

産科 – 出産を最高の思い出にするために・・・。

新しい『いのち』の芽ばえを確かめましょう。

生理開始予定日の1週間後以降で、市販の妊娠検査薬でも陽性反応がでます。

「生理が遅れてる」「生理がこない」「妊娠かな」と思ったら、まずは外来を受診してください。

超音波検査(経膣)などで子宮内の妊娠や胎児の成長を確認します。

※ごく初期の場合、妊娠検査薬で陽性反応がでても、超音波で胎嚢(赤ちゃんのふくろ)はまだ見えないことがあります。




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妊娠までの流れ

妊娠するには「排卵日」のタイミングをつかむことが大切です。

なぜなら、妊娠するためには生理周期に1回排卵される卵子が、精子と出会う必要があるからです。



基礎体温


基礎体温は、自分のカラダのリズムがわかる大切な記録。

妊娠を希望する女性にとっては、体温の変化は体のリズムを知る上で大変重要です。
妊娠と体温の変化には密接な関係があり、特に基礎体温は妊娠とは切っても切れないものなのです。

基礎体温を測っていると、排卵の有無や排卵日、生理(月経)予定日、生理不順(月経不順)、妊娠など、自分の体内でおこっている変化やトラブルなどが読み取れるので、体調管理に役立ちます。

一つの生理周期の中で、月経から排卵前までは基礎体温が低い「低温期」、排卵後から次回月経の直前までは「高温期」というように、二相に分かれるのが理想的です。

健康的な生活を送るためにも、基礎体温をつけることを習慣づけましょう。



排卵とは


排卵とは成熟した卵子が卵巣から放出されることを言います。

黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌で子宮内膜がだんだん厚くなり始めます。

下腹部になんとなく不快感や違和感を感じるのがこの時期。


妊娠しやすいタイミングは?

 

排卵期は最も妊娠しやすい時期です。

卵子の寿命が約24時間、精子が約3〜4日と考えると、妊娠しやすいタイミングは、排卵の3日前からの約3日間になります。
そのため、排卵タイミングをキャッチするのが大切。

基礎体温表をつけて「低温期から高温期に変わるタイミング」を予測することで、排卵タイミングを把握することが可能です。


妊娠したかも?のサイン

予定日を過ぎてなかなか生理が来ないと不安になるものですよね。

妊娠すると月経が遅れたり、つわりが始まるなど、体にさまざまなサインがあらわれます。

次のような症状があったら、早めに産婦人科を受診しましょう。



生理が予定より遅れている


体の変調に気づく最大の兆候は、月経の遅れです。

月経の周期が規則正しい人で、次の月経の予定日より1 週間から10 日過ぎても月経が来ないようなら、妊娠している可能性が高いと考えていいでしょう。

産婦人科で妊娠しているかどうかを確実に診断できるのは、月経予定日より2 週間過ぎた頃が目安になります。

ただし、女性の体のリズムは環境の変化に左右されることが多く、ストレスなどで月経が遅れることも珍しくありません。

また、ふだんから月経周期が不規則な人は、月経の遅れから妊娠を見分けるのは難しいのが実情。

ほかに体調の変化が起きていないか、自分の体をよく観察することが大事です。


基礎体温で高温期が続いている


月経の始まりから排卵までは低温期と呼ばれ、低めの体温が続きます。

排卵が起きると黄体ホルモンが分泌され、高温期と呼ばれる高めの体温が2 週間ほど続きます。

そして、ガクンと体温が下がると、次の月経が始まるのですが、妊娠しているとそのまま黄体ホルモンの分泌が続くため、基礎体温は高温期が続きます。

月経予定日になっても基礎体温が下がらず、高温が続くようなら、妊娠の可能性があると考えていいでしょう。


妊娠検査薬を使うタイミング

 

妊娠の可能性がある時に、手軽に妊娠しているか判定できる市販の「妊娠検査薬」

チェックワンやクリアブルー、ドゥーテストなどいろいろな種類があります。
薬局やドラックストア等で購入することができます。

妊娠検査薬は高い確率で妊娠判定ができるものですが、どういう仕組みで妊娠がわかるのでしょうか?
妊娠検査薬はいつから反応するのでしょうか?

女性の体内では、妊娠すると「hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」というホルモンが分泌され始めます。
hCGホルモンは妊娠すると急激に増え始めます。

妊娠検査薬では尿のなかに含まれるhCGホルモンに反応し、規定値よりもhCGホルモンが多く含まれると陽性反応があらわれます。

一般的な妊娠検査薬は、尿中のhCGの量が50mIU/ml以上あると、陽性と判定されるようです。

ほぼ確実に判定ができる『生理開始予定日の1週間後以降』を妊娠検査可能時期としています。




妊娠の初期症状や体の変化

妊娠初期症状は妊娠なのか、生理前の症状なのかよくわからないこともありますよね。

妊娠するとホルモンの変化によって様々な症状がでてきます。

妊娠すると黄体ホルモンが出続けることにより、生理を止めたり、おなかの赤ちゃんを温めるために体温を上げたりします。

そして黄体ホルモンは平滑筋を緩める作用があり、子宮以外の胃腸や血管の収縮も抑えるので、胃腸の不快感や貧血、頭痛などが起こることがあります。




・体温が高い、熱っぽい
風邪のような症状(頭痛・関節痛)が見られたり、体が熱っぽくなる。

・眠気が強い
いつもより眠気が強く、体がだるい。常に眠い。

・胸が張る
乳首が下着とすれただけでも痛い。胸が張り、大きくなる。

・胃がむかむかする、吐き気がする
急に食欲がなくなったり、胃の調子が悪くなる。吐き気がする。

・立ちくらみ・めまい
急にクラクラしたり、立ちくらみがでる。


妊娠の初期症状は個人差があるので、必ず以上のような症状が出るわけではありませんが、普段と違うと感じるような症状があるときは無理をせず、体を休めるようにしましょう。



白鳳会 林産婦人科 登美ヶ丘医院

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