緊急避妊薬について
緊急避妊薬は、性交後に避妊目的で服用するホルモン剤のことです。
一般にアフターピル(モーニングアフターピル)とも呼ばれています。
避妊に失敗した時や性被害にあった時は、女性が病院を受診し、性交後72時間以内に薬を服用することで妊娠を防ぐことができます。
予期せぬ妊娠を回避する方法として緊急的に使用されるものであり、妊娠による女性の身体への負担を軽減出来る医薬品です。
「コンドームが破損した」「避妊をしなかった」など様々な理由により使用を考える方はご相談ください。
緊急避妊薬ってどんな種類があるの?
現在、日本で承認されている緊急避妊用のピルは「レボノルゲストレル錠」「ノルレボ錠」という薬の2種類で、性行為から72時間以内に1錠服用します。
できるだけ早い服用が効果的です。
以前は「ノルレボ錠」のみ販売されていました。
ただ病院での処方価格が15,000円以上と高価になります。
2019年2月に厚生労働省から『レボノルゲストレル』が認可されました。
ジェネリック医薬品(後発薬)になるので価格は大幅に安くなります。
効果は「ノルレボ錠」と同様です。
レボノルゲストレル錠っていくらするの?
当院では、『レボノルゲストレル錠』のみ処方しています。
価格は、
8,000円(税抜き)
※診察代・薬代込みの総額です。
※緊急避妊は健康保険適用外となります。
レボノルゲストレル錠の効果は?
性行為から72時間以内に、レボノルゲストレル錠を1錠服用します。
緊急避妊薬は妊娠を阻止しますが、100%というわけではありません。
妊娠阻止率は性交後24時間以内の服薬で95%、48時間以内で85%、72時間以内で58%といわれており、できるだけ早く服薬した方が効果は高いことが知られています。
1回1錠の服用で済むため、吐き気をはじめとした副作用が非常に少ないことが特徴です。
当院では、避妊効果・副作用の面でレボノルゲストレル(正規品)をおすすめします。
病院に行かないと貰えないの?
医療用医薬品となるので、診察後に処方となります。
診察時間内にお越しください。
基本的に医師との問診のみで、内診はありません。