妊婦健診
妊婦健診とは、妊婦さんや赤ちゃんの健康状態を定期的に見るためのものです。
妊婦健診には以下のような目的があり、きちんと受けることでより安全な出産へとつながります。
・妊娠に伴う心身の変化に適応できているか、母体の健康状態を確認する
・胎児が元気に成長しているか、異常がないか確認する
・子宮収縮や子宮口の状態から分娩時期を予想する
・どのような方法で分娩するのか決める
・妊婦さんが抱えている不安や悩みの相談にのる
・妊娠中の過ごし方についてアドバイスする
早めの対応ができるように、妊婦健診は医師の指示通りに受診しましょう。
妊婦健診費用は、母子手帳と一緒に交付される「妊婦健康診査受診券」によって費用負担がかなり軽減しました。
《当院での妊婦健診スケジュール 》
毎回健診時に、血圧体重測定・尿検査・超音波検査を行ないます
経腟超音波(~15週くらい)
腹部超音波(16週くらい~)
6週 | 妊娠初期血液検査・子宮がん検査 |
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7週 | ※出産予定日を決定します ※母子手帳をもらいます |
8週 | ※4週間毎の受診 |
9週 | |
10週 |
細菌培養・嫌気性培養検査・クラミジア検査 |
11週 | |
12週 | |
13週 | |
14週 | |
15週 | ※15週以降にマタニティヨガに参加できます |
16週 | ※クアトロ検査は15週以降18週までに受けることが望ましいです(任意検査) |
17週 | |
18週 | |
19週 | ※分娩予約は20週までに |
20週 | ※毎月1回、日曜日に4Dエコー外来を行なっています。ご家族揃って参加できます |
21週 | |
22週 | ※2週間毎の受診 |
23週 | ※両親教室も参加しましょう |
24週 | |
25週 | |
26週 | |
27週 | 中期血液検査 |
28週 | |
29週 | |
30週 | |
31週 | |
32週 | ※母親教室 後期 34週以降に必ず受講してください |
33週 | ※里帰り出産の方は34週までに紹介状を持って受診してください |
34週 | ※いつでも入院できる準備をしましょう |
35週 | 後期血液検査 |
36週 | ※毎週の受診 |
37週 | NST検査 |
38週 | |
39週 | |
40週 | いよいよ出産! |
41週 | ※予定日を過ぎたら医師の指示通りに受診してください |
《検査について 》
<初期検査 6週前後>
末血 | 貧血の程度を調べる。ヘモグロビン量11g/dl以上を正常値としている。 |
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血糖 | 妊娠糖尿病の有無を知る。日常の食事の生活習慣の指導のもととなる。 |
不規則抗体 | ABO型以外の赤血球に対する抗体を言う。輸血や黄疸の問題がある。 |
血液型 | ABO型とRh型を調べる。 |
WaR | 梅毒の検査で、STS(脂質抗原検査)とTPHA(梅毒抗原法)を調べる。 |
HBs抗原 | B型肝炎の有無を検査する。 |
風疹抗体(HI) | 風疹抗体検査で、妊娠初期の風疹感染は先天性異常児出生の危険度が高い。 |
HTLV-1抗体 | ヒトT細胞白血病ウイルスの略称で、血液中の白血病のひとつであるリンパ球に感染するウイルスです。 |
トキソプラズマ | 小鳥、犬、猫などの唾液や排泄物との接触や、生肉を食べて感染する。 |
HCV抗体 | C型肝炎の有無を検査する。 |
HIV | 人免疫不全ウィルス:エイズを起こす。経胎盤・産道・母乳感染する。 |
サイトメガロ | ヘルペスウイルスの一種です。妊娠中に母体感染すると、胎児に感染することがあります。 |
<細菌培養・嫌気性培養検査 10週前後>
分泌物培養 | 膣内の細菌、特にGBS菌の存在の有無を知る。 |
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カンジダ培養 | 羊水感染、分娩時産道感染し、皮膚カンジダ症・鵞口瘡を起こす。 |
トリコモナス培養 | トリコモナス原虫。産道感染し、新生児に肺炎を起こす。 |
嫌気性培養 | 早産における破水を予見する。 |
クラミジア | 性感染症で、産道感染により新生児に感染する。 |
<中期血液検査 27~28週>
末血 | 貧血の検査で、妊娠8ヶ月が一番確率が高い。 |
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血糖 | 妊娠糖尿病の有無を知る。日常の食事の生活習慣の指導のもととなる。 |
GOT、GPT | 肝臓の働きを診る。特にHELLP症候群や急性脂肪肝を診断する。 |
T-ch | 総コレステロール値を調べ、脂質代謝の状態を知る。 |
TP | 血液中のたんぱく質を測定する。栄養状態が反映される。 |
クラミジア | 性感染症で、産道感染により新生児に感染する。 |
分泌物培養 | 膣内の細菌の有無を確認する。 |
カンジダ培養 | 羊水感染、分娩時感染し、先天性皮膚カンジダ症・鵞口瘡を起こす。 |
トリコモナス培養 | トリコモナス原虫。産道感染し、新生児に肺炎を起こす。 |
<後期血液検査 35~36週>
末血 | 貧血の検査で、妊娠8ヶ月が一番確率が高い。 |
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血糖 | 妊娠糖尿病の有無を知る。日常の食事の生活習慣の指導のもととなる。 |
C3 | 蛋白質の一種で細菌などの感染防御や炎症反応に重要な働きをします。 |
C4 | C3と同様に細菌などの感染防御や炎症反応に重要な働きをします。 |
止血検査 | APTT(活性化部分トロンボプラスチン時間) |
PT(プロトロンビン時間) | |
フィブリノーゲン(凝固因子) | |
AT-Ⅲ | アンチトロンビンⅢ(抗凝固因子) |
カンジダ培養 | 羊水感染、分娩時感染し、先天性皮膚カンジダ症・鵞口瘡を起こす。 |
トリコモナス培養 | トリコモナス原虫。産道感染し、新生児に肺炎を起こす。 |
<NST 37週前後>
NST | ノンストレステスト(NST) 分娩監視装置を装着して胎児の心拍を調べる検査 |
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乳児健診
当院では、生後1 ヶ月後に赤ちゃんの健診を行っております。
赤ちゃんの体重・身長・頭囲・胸囲測定と、発育状態チェックや健康診断を行ないます。
赤ちゃんの成長は順調? 発達は問題ない?
乳児健診を受けていただければ安心です。
授乳相談や育児相談なども行なっており、遠慮なくご相談いただけます。
お産の時にできたお友達に会えて、育児などの情報交換の場にもなります。
小児科専門の先生が診察いたします。
ご出産後、退院時に予約を取りますので、必ず受診してください。
※当院でご出産された赤ちゃんのみとなります。
※毎月、開催日時が決まっております。